こんばんは、たっくんです。
今日、名探偵コナン「緋色の弾丸」をみてきたので、
それの感想をアウトプットしていきたいと思います。
僕はコナンファンなんですが、結論から言えば、
クライマックスは良かったけど全体としてはイマイチ物足りなかったです。
何故物足りなかったのか?
を考えた結果、
人を惹きつけるストーリーとそうでないストーリーの差に気づいたので、
それをシェアします。
僕らがネットビジネス、情報発信で文章を書くときにも、
ある要素に気をつけるだけで何倍も読まれる、面白い文章が出来上がるはずです。
ネタバレ全開ですので、コナンファンでネタバレするのが許せない方は、今すぐブラウザを閉じましょうw
また、コナンなんて見たことないって人は、よくわからないと思うので、閉じたほうがいいと思います。
引き付けられるストーリーとそうでないストーリーの差。それは「緩急」
いきなり結論です。
今回のコナン映画には緩急が少なかった。
緩急が少ないことが、僕が今回の映画を物足りないと感じた最大の理由です。
いや、面白かったんですよ。面白かったんだけど、惜しいなーと思ったのです。
「緩急とは?」
ここでいう「緩急」とは、
物語が盛り上がる場面と、
盛り上がらずにしっとりとした平和な場面の差のことです。
この差が大きければ大きいほど、人はその物語を面白いと感じます。
刺激的な気分になります。
変化と言い換えてもいいですね。
人は「変化」に価値を感じます。
例えば、コナンは特にですが、
全く何の事件も起きない平和な物語を見たいですか?
「なんか事件起きてくんないとつまんねーよ」ってなりますよね?
逆に、ずっと建物が爆発し続けるシーンばかりだったらどうでしょう?
「心が休まる暇がねえな」ってなります。
物語に緩急がないとダメ。
ずっと平和だと「つまらない」し、
ずっとシリアスな場面ばかりだと「疲れる」のです。
じゃあどうすればいいのか?
平和なシーン、シリアスなシーンを織り交ぜながら、
緩急をつければいいんです。
ですが今回の「緋色の弾丸」、平和なシーンが多く、シリアスな場面が少なかったため、少し退屈を感じました。
ということが結論なわけです。
具体的に語っていきましょう。
まず軽くあらすじをおさらいしておきますね。
大まかにあらすじを書きますね。
間違ってるかもしれませんがご愛嬌でw
オリンピックをもじった、WSG(ワールド・スポーツ・ゲームス)が、
今年東京で開催されることとなり、
コナンたちは、その大会のスポンサーたちが集うパーティに呼ばれました。
園子の子のコネでしょうね、例によって。
しかしそのパーティ会場で・・・園子のお父さんが失踪!
みんなで血眼になって探していると、
眠らされて監禁されているのを発見。
命に別状はありませんでした。
園子のお父さんはWSGのスポンサーだったのですが、
その後他のWSGスポンサーも
次々と拉致されてしまうことに。
これはWSGスポンサーに恨みのあるものの犯行か!?
そんなとき、コナンは15年前にアメリカのボストンで起きた、
WSGのスポンサー連続拉致事件のことを耳にします。
15年前のその事件は、国境をまたぐ事件であるため、FBIが担当したらしい。
今回の事件、FBIと何か関係があるのか!?
そしてどうやら、今回起きた事件を、
裏で赤井さんやジョディ、ジェイムズ、キャメル達が嗅ぎ回っているようだぞ?
やはりFBIと関係している!
どうやら、15年前の犯人をFBIが誤認逮捕してしまい、
冤罪となった男性が獄中で自ら命を経ったことが、
事の発端のようだった。
今回の事件の犯人は、その冤罪男性の家族だった。
犯人「FBIが間違って逮捕した俺の家族が、獄中で死んだ。FBI許さん!」
ということで、
15年前と同じように
WSGのスポンサーを次々と拉致したのだ。
だがそいつらを殺すつもりはなかったようだ。
だから園子のお父さんも殺されなかった。
なぜなら本当に殺したかったのはたった一人だけだったからだ!
今年のWSGスポンサーの中で唯一の元FBIの男、
そいつを殺したかっただけだからだ。
FBIを恨んでたわけだからね。
元FBIのWSGスポンサーの男を殺す舞台は、
WSGの東京開催に合わせて作られた、
真空超電導リニア(時速1000キロ出る新幹線)であった。
犯人は、真空超電導リニアの車内でそいつを殺そうとしたが、
既に事件の全貌を暴いていたコナンや、
赤井さんなどFBIの連携により、未遂に終わった。
ここで事件は一件落着に見えたが・・・
殺しに失敗した犯人は、あらかじめ用意しておいた、リニアを暴走させるプログラムを起動した。
なんとリニアの車体ごとWSG開会式の会場に突っ込ませ、
大破させる計画に切り替えたのだ。
リニアには、殺しを阻止するためにコナン、世良も乗っていた。
気づいたらリニアはブレーキが効かなくなっていた。
間も無く終着駅だというのにスピードが落ちるどころかどんどん上がっている。
もう無理だ。
コナン「死んでたまるかあ!!!」
そう叫んだのも虚しく、
リニアはついに脱線。
車体はWSG会場の屋根を破り、
会場、リニア共に大破してしまった。
全ては終わってしまった。
もうコナン達に命はない。
誰もがそう確信した次の瞬間・・・!
こんな感じですかね笑
あらすじだけ見ると、緩急がついて面白いように見えるが・・・
実はこの映画、誰も死んでいません。
犯人は本当に殺したかったのは元FBIのWSGスポンサーただ一人であり、
しかしコナン達の阻止によって、その人を殺し損ねた。
つまり今作では、誰一人人が死んでいないのです。
普通に考えたらもちろん、人の命が奪われなかったのは良いこと。
ただ、これがコナンであることを考えると、
僕は物足りないと感じました。
実際この映画では、人が死なずにある意味平凡に、物語が進んでいきました。
しかも結構長い間、平凡が続きました。
爆発もしない、人も死なない、
そして少年探偵団のほのぼのシーンなど、平和が続いたのです。
平和が続くと飽きます。
もう少し平和シーンを減らして、
事件を発生させて緊迫状態にしたほうが、
ドキドキしてみれたと思いますね。
園子の個人的名シーンでは、「緩急」が効いていた。
そんな中でも緩急というか、変化があって感動したなーと思えるシーンがありました。
それは園子のシーン。
真空超電導リニアの試乗ができるチケットを
園子が手に入れたんですが、
チケットの枚数に限りがあって、
乗れない人を1人決めないといけなくなりました。
そこで、
「博士のクイズで最後まで正解できなかった人が乗れない」
ということになり、
博士のクイズが始まったんですね。
そこで園子がとった行動がめっちゃいい!
園子って普段は
「私が絶対クイズに買って、リニアに乗ってやるわ!ハッハッハ!」
という自分勝手キャラなんです。
しかし今回は違いました。
あまりにリニアに乗りたがっている少年探偵団に対して、
園子は自分が悩むフリをしながら、
クイズのヒントを与えたのです。
子供たちが正解するようにし向け、その結果、
園子がリニアに乗れないことになったのです。
子供たちに悟られないように、
わざとクイズに負けた園子の優しさが際立っていて、
ちょっと感動しました。
これも緩急というか、ギャップという言葉がふさわしいかもしれません。
普段優しい人が優しくしても感動はしません。
普段いじわるな人が、優しくなると、
「この人にもこんな優しいところがあったんだ!」
となり、優しさが過大評価されるのです。
これはブログとかの情報発信で
自分の魅力を上げるためにも大事なことなんですよね。
「もともと金持ちの生まれで、
お金を稼ぐことなんて最初から簡単でした!」
っていう人がお金を稼いでいても、
「ああ、そうですか」
って感じじゃないですか?
けど、
「僕は貧乏な生まれで、お金もなく、ろくにご飯も食べられなかったんです。
そんな人生が嫌でしょうがなかったから、
ビジネスの勉強をして、
こんな俺でもお金を稼げるようになったんです」
っていう人がいたらどうでしょう。
魅力上がりませんか?
俺も稼いでみたいなとか、
この人もできたなら俺もできるかもしれない!
と、この人を追いかけたくなる。
同じ「お金を稼いでる人」でも、
「最初からお金を稼げてましたあ!金稼ぎなんて簡単だぜ!いえーい!」
って人よりも魅力を感じてしまうのが人間です。
情報発信するとき自分の自己紹介を書く時は、
変化とかギャップを意識して書くと魅力がありますよ。
ちょっと脱線気味の話になりましたが、
園子のシーンを見てそんなことを考えました。
最後のクライマックスだけは、さすがコナン。最大級の刺激的シーンで終わらせてくれました。
いやー、クライマックスは良かったですよ!!
クライマックスと言ってるのは、リニアカーの脱線、大破のシーン。
あれ絶対誰かしら死んでるだろ。。
これで生きてたら逆にすごいよ、って言うくらい、絶望的な絶体絶命のシーンでした。
ドキドキさせられましたよ。
あんなことが実際に起きたら一生のトラウマです。
というわけで、最後の最後だけは
超刺激的シーンがあったので、
緩急がついていましたね。
最後は面白かったです!
まとめ
まとめます。
引き付けられる物語は、緩急が効いている。
今回のコナン映画は、
最後のクライマックスは緩急がついていてとても良かった。
しかし中盤が平和なシーンばかりで緩急がなく、
だれてしまったのがもったいないなあ、と感じました。
改めて、物語というのは緩急、
変化があるから面白く見れるのであって、
ずっと平和なシーンだとつまらないし、
かといってずっとアクションシーン、
ずっと緊迫シーンだけだと疲れるんだなと感じましたね。
僕らがブログ記事で自分のストーリーを書いたりするときは、
変化を大事にしましょう。
それだけで面白い記事になりますよ。
というわけで、コナン映画から魅力的な物語のエッセンスを感じたたっくんでした。
映画を見てもビジネス、情報発信の勉強になるのです。
ではまた。
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