劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編を2回見たけど、やっぱり泣いてしまったのはこの名言だった

最近、劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編を2回見たんですが、
その2回とも同じところで泣いてしまったので、
感想を書きたいと思います。

実は、人生を生きる上で大事な考え方がつまっているのがこの映画。

そんな視点でちょっと簡単に解説してみます。

鬼滅を見ている人はわかっていることだと思いますが、
主人公である炭治郎は、
家族を全員鬼に食われ、
亡くしてしまいます。

唯一妹の禰豆子は、
死ぬことは免れたものの、
鬼にされてしまいました。

禰豆子を人間に戻すという使命のために
今を戦っている炭治郎ですが、

今回の映画では夢の中で、
亡くした家族たちと、
人間の頃の禰豆子に出会います。

炭治郎としては、ずっと夢の中にいたい。

この幸せな夢をずっと見ていたい。

現実には戻りたくないと願います。

ただその一方で、禰豆子を人間に戻すには、
この幸せな夢から覚めて、現実にいる鬼を殺し、
禰豆子を人間に戻す薬を開発するための「鬼の血」を集めなければならないのです。

そういった葛藤を感じながらも、
炭治郎は夢から覚めて現実に戻ることを選ぶため、
夢の中で引き止めてくる家族たちを振り切って、
振り返ることなく泣きながら黙って家族たちに別れを告げたのです。

ここに、炭治郎の葛藤が見て取れて、泣いてしまいました。

幸せな夢を見続けてても、それは現実逃避なだけなんだと。

どんなに夢が幸せでも、
夢から覚めた時には変わらず残酷な問題が山積みになっていて、
本当の意味で前に進むためには、
現実から逃げてはいけないんだと。

そう思わされたんですよね。

そして次に感動したのは、
煉獄さんの男性性溢れるキャラクターです。

誰になんと言われようと、
自分の人生観を曲げない姿勢に、
男らしさを感じて「かっけー!」ってなりました。

鬼滅の世界では、鬼になると、
たとえ体を切りつけられてもすぐに回復するので、
首を切られない限りは永久に生きられるのです。

で、ある時、煉獄さんは、鬼にこう言われます。

「お前は強い。だから鬼にならないか?お前が人間でいる限り、命は有限なんだ。本当に強くなりたいのなら、命に限りがない鬼になるべきだろう?」

と。まあこのようなことを言われたんです。

普通なら、甘い言葉に載せられて、鬼になってしまう場面かもしれない。

しかし煉獄さんには使命があったんです。

弱いものを守るという使命が。

その使命を果たすためには、鬼になってはいけないのです。

鬼は人間を食わないと生きていけないからです。

それじゃあ、弱いものを殺して生きることになる。

使命を全うする人生とは真逆の人生になってしまうんですよね。

だから煉獄さんは、
「どんなことがあろうと俺は鬼にはならない」
と言い続けました。

鬼に何度も攻撃され、体が傷だらけになってもです。

いやー現実問題、自分が死にかけたら甘い誘いに乗ったほうが楽だなとか思っちゃいそうだよなー。

実際できることではないが、
俺にはそこまでして守るべき信念があるのか?
と自問自答させられました。

そして最後の感動ポイントはこれです。

あるクライマックスのシーンで、
炭治郎が放った言葉。

「悔しいなぁ 何か一つできるようになっても またすぐ目の前に 分厚い壁があるんだ すごい人はもっとずっと先のところで戦っているのに 俺はまだそこに行けない」

これです。

炭治郎のように何か目的があって、
ひたすらに頑張っている人は、
陥りがちなワナだと思ってるのですが、

このセリフは
「成果を求めても人は幸せになれない」
ということを物語っている気がしました。

何か一つできるようになっても、
すごい人に近づけない!

ってイライラしてるのは、
「すごい人になる」という成果を求めているからですよね?

いくら稼ぎたいとか、
そういう目標でもそうですが、

そういう、いくら稼ぎたいとかいう成果を一番に求めてしまうと、

「成果が得られないのなら無意味な人生だ!なんで成果出ないんだよ!」と、

「成果が出ていない人生は無意味」
と言う思考になり、
今という人生を楽しめなくなります。

僕はネットビジネスをやる上で
この思考に陥ってる部分は多くあって、
反省させられます。

僕らが幸せになるためには、
「成果が出るかは知らんが、やるべきことを楽しみながら日々やっていく」

これだと思うですよね。

逆説的ですが、
「俺は金なんか稼げなくていいから、ビジネスをやるのが楽しいんだ!」
と言いながら、
正しいやり方でビジネスの作業をするのがいいんですよね。

ビジネスなんてすぐ結果が出ることばかりじゃないから、
成果をすぐに求めてしまうと、

すぐ「なんで結果が出ないんだ!」と自分を責めたり、

「あの人は3ヶ月で稼いだのに俺は数年経っても稼げてない!なんでだ!」と、
意味のない自己否定をしてメンタルを病んだりします(僕もこうなったw)

そういう観点からも、

「成果って何?そんなのやってれば出るっしょ。
楽しいからやってんだよ俺は!」
と平然と言えるくらいのマインドでいるべきだと僕は思います。

なんてったって、
その方が精神的に幸せなんだもん。

というわけで、最後鬼滅の話から飛びましたが、
僕は今回鬼滅の映画から、
いろいろ人生で大切なことを学びました。

皆さんはどのシーンで泣きました?

友達とこの映画の話になって、
「この映画で泣かないやついるの?」
って話になりました笑

僕にとっては、
定期的に見返す映画になりそうです。

皆さんもこの映画で何か人生に影響が出たら良いなと思い、
感想を書きました。

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